築城年代は定かではない。建武元年・元弘4年(1334年)曾我道性は南朝方の攻撃を受け大光寺城からこの石川楯へ入り、さらに持寄城へと逃れていった。これが石川楯の初見である。
天文2年(1533年)三戸南部氏の南部高信が大軍を率いて津軽を制圧し、石川城を居城として石川高信を称した。元亀2年(1571年)大浦(津軽)為信が石川城を急襲すると高信は自刃して落城、為信は板垣兵部将兼を置いて守らせた。
大仏ヶ鼻城は平川に沿って北東へ伸びた丘陵に築かれており、現在は大仏公園となっている。
大仏ヶ鼻城(石川城)は大仏公園となっている石川館を主郭とし、南東の丘陵に築かれていた猿楽館・月館などの曲輪群を総称した名称である。主郭部である石川館以外は果樹園となっている。主郭部は北東側の谷間にある平段を囲むように周囲の尾根に小さな曲輪を配している。
弘南鉄道大鰐線の石川駅の南東に大仏公園があり、北側に無料駐車場がある。
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