陸奥 乳牛館むつ ちうしだて
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築城年代は定かではない。城主は乳牛六郎で本姓阿保氏で柴内氏の一門と伝えられる。 鹿角四十二館の一つ。
乳牛館は乳牛川の北岸の丘陵に築かれていた。伝承によれば稲荷神社の境内が跡とされるが、「秋田の中世城館」ではその北側に空堀で囲まれた三つの曲輪が残っていたという。現在その場所は東北自動車道によって分断され、大半の遺構は消滅したようであるが、空堀らしき跡はわずかに残っている。