詳細不明。『巖邑府誌』では遠山友忠が守っていたとする。
漆原城は標高461mの城山に築かれており、現在主郭に小さな社が祀られている。
主郭とその東にある小郭の二郭からなる小さな城だが、東の小郭は馬出で、側面に横堀が巡る。馬出の曲輪は分厚い土塁が巡っており、主郭から続く土橋はこの土塁に直接繋がっている。土塁の南東端には折れを伴う虎口がある。馬出の側面は東から北へ横堀が巡り、南北両側にそれぞれ竪堀を設けて主郭側への移動を防いでいる。
主郭は南に帯曲輪があり、北西に続く尾根を二重堀切で遮断している。
国道257号線城山トンネルの東口のから山上を望むと鳥居が見える。この鳥居を越えて参道を登っていけば墓地があり、そこから更に奥へ進めば馬出にでる。
最寄り駅(直線距離)