詳細不明。詰ヶ城が訛って爪ヶ城となったと考えられ、矢櫃城の詰の城と見られている。
爪ヶ城は岡山県で一番高い所にある城址といわれ、広戸仙(爪ヶ城山)山頂から南へ派生した尾根の先端部、標高1075.5mに築かれており、第三展望所になっている。
爪ヶ城は曲輪と呼べる程の削平地がなく、山頂に向かう尾根に二重堀切を設け、その奥にも浅い堀切を一条設けただけの簡単な城である。矢櫃城に向かう南東尾根への山道が堀底道になっている。
「美作国の山城」に縄張図が掲載されており、この図では山頂に遺構を記していますが誤りで、遺構は南尾根にあります。ただし堀切などの位置は正しく、図の下を南東の方角にすると一致します。
広戸仙(爪ヶ城山)へのハイキングコースがあります。一般的には声ヶ乢から登るようなのですが、矢櫃城を経由して登りたかったため、甲山を経由して登る登山口から入りました。(地図)矢櫃城経由で約60分かかりました。
最寄り駅(直線距離)