詳細不明。名胡桃城の詰城、見張の城とも。
富士浅間の砦は名胡桃城の南東に聳える標高630m程の山に築かれている。 山の名前は「ふじやま」で富士浅間、荷鞍山、冨士山などと表記するようだが、すべて「ふじやま」と読むらしい。
冬枯れの季節に名胡桃城から見ると堀切が明瞭に見えていて、いつか登ってみたいと思っていたが念願が叶った。
富士浅間の砦は山頂から南西の尾根先に向かって段々と曲輪を配し、途中に一ヶ所の堀切、南西端にもう一条の堀切がある。主郭は背後を高土塁とてし削り残し、石祠を祀った小さな曲輪である。南東の尾根側は急斜面で下部は鞍部となる。この先に小さな堀切状の地形があるが、堀切として人工的に掘った物ではなさそうだ。
登山道は北東の滝合集落側からある。入口には何にもないが、舗装路を進んで行くと墓地があり、その先から山道となるところに、「大平山・荷鞍山登山口」の標識がある。
最寄り駅(直線距離)