安田要害山城は出雲国(島根県)と伯耆国(鳥取県)の境に聳える標高281.2mの要害山山頂に築かれている。山頂は現在公園として整備されており、公園化によって多少破壊されているが、全体的に遺構は良好である。
要害山は山頂から北、南、西の三方に尾根が伸びているが、北と南の尾根には遺構を確認することができず、東西500m程の規模の連郭式の山城である。
主郭を含め四郭程度に分けることができるが、明確な堀切は見あたらない。主郭は西に向かって階段状に段が連なり、西端の曲輪は唯一土塁を伴っている。
登山口は西麓にある長台寺にあり、本堂の裏に案内板がありそこから道が通じている。林道があるが、軽トラックでも登ることができるかわからないような道である。
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