詳細不明。
大平山城は馬鞍山と八重山の間に聳える標高410.3mの大平山山頂ではなく、その東から北西に伸びた尾根に築かれている。
大平山城は尾根沿いに全長600m程の規模で一直線に築かれた陣城で、主郭部と北にやや離れた所に曲輪群がある。
主郭部は最高所の標高402m程の所にあり、東を除く三方に土塁が巡る。南の土塁の東端が切れて虎口になっている。主郭から南東に伸びた尾根には広く丁寧に削平された曲輪があり、概ね南西側には土塁があり、北東側には土塁が付いていない。尾根の南東端は入隅があり、その先の尾根を大堀切で遮断している。一方、主郭から北西に伸びた尾根には中央にスロープ状に残した尾根を挟んで両側に削平地があり、その先に広い腰曲輪を備える。
主郭部から比高50m程降った所に北曲輪群がある。この部分は南北二段で石積が一部あり、周囲に土塁が付いている。
大平山・八重山への登山道は整備されている。この鞍部から北側へと回り込む山道があり、それを使えば城跡にたどり着く。北曲輪からそのまま降りていく道が付いているので、おそらく北麓からも登山道がある。
最寄り駅(直線距離)