天正元年(1573年)頃に吉岡将監によって築かれた。
吉岡氏は丸山城を代々居城としていたが、蓑上城を築城し移った。
天正9年(1581年)羽柴秀吉の鳥取城攻撃の時、毛利方として防己尾城に籠城したが羽柴軍に敗れた。
蓑上山城は標高297l.1mの箕上山に築かれており、現在は登山道が整備されている。
主郭部は山頂にあり、山頂の主郭を中心に南、西、東の三方に伸びる尾根に曲輪を展開している。
西尾根側は二条の堀切の外側にも曲輪群が展開し、南山腹に向かって段が連なっている。
東尾根側は東端にやや間隔があいて二条の堀切が確認できる。
南尾根は南端の曲輪に土塁がついており、南端西側に小規模に堀切、南側鞍部にやや幅広の堀切を設けている。
登山道入口は西の谷筋にある。林道が通っているが一般車両は通行できない。わかりやすい登山口は吉岡神社で、そこから道標に従っていけば山頂にたどり着く。
東側からも林道があるようだが、使われていないようで林道終点から主郭までの道もヤブに埋もれている。
最寄り駅(直線距離)