詳細不明。城主は筒見氏とも伝えられる。
大杉城は気高町下光元にある新宮神社の北西にある標高81mの山頂に築かれている。
城は南北に曲輪が連なるが、主郭ははっきりしない。南端に円形に近い削平地があり、北東下に大きな堀切を設け北へ連なる曲輪と区画している。この南端部分が主郭とも思えるが、南へ続く尾根にある一条の堀切は極めて浅く、北東側の堀切と比べると歴然とした差がある。北へ続く尾根は植林のために伐採され、削平状態は良くわからないが、あまり明瞭な削平は行われていないようで、でこぼこになっている。
「鳥取県中世城館分布調査報告書」に掲載されている縄張図を参照すると、北と北東へ延びた尾根にも堀切や曲輪が点在するようであるが、確認していない。
新宮神社の境内付近から作業用林道が山上まで付けられている。
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