承応2年(1652年)に古台場として築かれ、文化5年(1808年)新台場として改修され、更に文化7年(1810年)増台場に改修された珍しい台場である。長崎の台場については「魚見岳台場」を参照。
神崎台場は魚見岳台場の対岸に設けられている。古台場の時代には海岸線に台場が設けられていたようであるが、現在は石油貯蔵施設が建っていて確認できなかった。橋を渡る時に山上が公園のように見えたので山上に行ってみると神崎神社の奥の院であった。ここから山を降り神崎神社まで降りて行くと途中に平坦地があり、おそらくここが増台場の跡だと思われるが、何せ陽が完全に傾いてしまって真っ暗である。残念ながら明瞭な台場の遺構は確認できなかった。
戸町と木鉢町を結ぶ「ながさき女神大橋」の木鉢ic入口付近に側道があり、その終点から南へ張り出した山へ登ることができる。これとは別に西泊町方面から海岸線沿いの道を南下すれば神崎神社に達するようである。
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