築城年代は定かではないが大野氏によって築かれたと云われる。
大野氏は鎌倉時代から続く一族であったが、天正9年(1581年)龍造寺方の筒ヶ岳城主小代氏との戦いに敗れて滅亡したという。
日嶽城は開田集落の北に聳える標高200mほどの山に築かれており、現在は登山道が整備されている。
日嶽城は標高200mのところにある鶴城が本丸、南麓の標高92mの所にある亀城(古城)が二の丸ともいう。
山頂は展望公園のように整備されている。山頂部が主郭と考えられるが、大きな岩があり北側にわずかに平場がある程度で、主郭から東側に二段ほどの腰曲輪がある。主郭の北下は大きな鞍部で堀切があり、そこから西側へまわりこんだところに畝状竪堀群がある。
開田集落の奥にある箱崎神社の辺りに案内板が設置されており、駐車場とトイレも完備している。登山道は西廻りと東廻りがあり周遊できる。
最寄り駅(直線距離)