詳細不明。城主は在田氏という。
貝野城は妙見山から南へ派生下尾根の一つ、標高364mの山に築かれており、現在は登山道が整備されている。10年ほど前に木を伐採して整備したようだが、現在はかなり藪化してきている。
南北2つの峰があり、北が主郭である。主郭は東西に長く、南側に虎口1があり、曲輪IIとVIにつながっている。曲輪IIの虎口2は石積みと石段を設けてある。
南峰にあるのが曲輪IIIで北に虎口3を開き、鞍部の曲輪IVとつながる。曲輪IVの虎口4は西尾根の曲輪Vの下方を通って西尾根あるいは西の谷へと続く山道とつながっている。
貝野城は多可町内で唯一畝状竪堀群がある城とされ、主郭北側面の畝状竪堀群2と曲輪IV西側面の畝状竪堀群4の二ヶ所に存在している。
石積みは城内外に点在しており、曲輪VIの南側面、IVの西側面などが顕著であるが、曲輪Vから西へ続く尾根道沿いなどにも列石が存在している。
南麓の多可高校の隣にある「那珂ふれあい館」の駐車場が利用できる。隣接する古墳公園の脇から妙見山登山口があり、妙見山と分かれる北の鞍部から主郭に登るようになっている。
最寄り駅(直線距離)