築城年代は定かではない。古くは寿永2年(1183年)木曽義仲が陣を構えた所という。
天正2年(1574年)一向一揆が織田信長の軍勢と対峙した時、七里三河守頼周が柚尾城に籠っていたという。
柚尾城は旧北陸道湯尾峠の東の山上に築かれている。 現在の北陸道である国道365号線は三ヶ所山を迂回するルートとなっているが、もともとはこの湯尾峠を越えるルートであった。この湯尾峠を押される為に設けられたのが柚尾城である。
東西に長い削平地があり、途中やや窪んだ地形が確認できるが堀切かどうかは不明。竪堀状に削られているようにも見えるので堀切の可能性がある。小屋にある案内では石垣、竪堀、堀切の遺構が残るという。
湯尾地区側に周辺の案内板があり、湯尾峠まで登る事ができる。
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