越後 坂戸城えちご さかとじょう

城郭放浪記


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越後 坂戸城の写真
掲載写真数
形態
山城(634m/473m)
別 名
なし
文化財指定
国指定史跡
遺 構
石垣,土塁,郭,堀
城 主
上田長尾氏,堀直寄
歴 史

築城年代は定かではない。 室町時代に長尾宗景が上杉憲顕より上田荘を与えられ入部した。

上田長尾氏は長房、政景、景勝と続き、景勝は上杉謙信の養子となり春日山城に移ったので、栗原、登坂、深沢など景勝に近い武将が在城した。

謙信没後「御館の乱」が勃発し上杉景勝と上杉景虎が相続を争うようになると、小田原北条氏が荒戸城樺沢城を攻略したが、その侵攻を坂戸城で食い止めた。

上杉氏が会津へ移封となると、堀秀政が福島城に入封となり、坂戸城には家臣堀直寄が三万石で入城した。

堀氏が改易となると、直寄は信濃国飯山へ移封となり、廃城となった。

説 明

まずびっくりしたのが人の多さだった。 どうやら人気のハイキングコースらしい、登って気が付いたのだがカタクリが人気なのか。

薬師尾根コースをひたすら山頂まで、最後のひと登りは鎖のついた岩場、けっこうきつい。

縄張は山頂の実城を中心に尾根に多数の曲輪を配している。主要なものでも東南に伸びる尾根に小城と大城、北に伸びる尾根に主水郭、その西下に桃之木平がある。

山頂の実城には櫓台に富士権現が奉られており、石積を伴う曲輪もある。 小城、大城方面にはいくつかの堀切があり、大城は土塁が良く残っている。ただ、カタクリのおかげで自由に歩けない。

北に伸びる尾根にも多数の曲輪、堀切を越えて主水曲輪に辿りつく、そこから西南に降りると桃之木平で、ここもカタクリで埋め尽くされている。

案 内

登山道はいくつかあるようだが、西麓にある銭淵公園に案内がある。 大手道は館跡から七曲の急坂を登る。薬師尾根が比較的楽なようだ。

最寄り駅(直線距離)
2.2km 六日町駅
4.5km 魚沼丘陵駅
4.9km 塩沢駅
6.8km 五日町駅
7.1km 上越国際スキー場前駅
所在地/地図
新潟県南魚沼市坂戸字坂戸山
付近の城(直線距離)
6.8km 越後 六万騎城
7.7km 越後 苗場山城
7.7km 越後 樺沢城
9.7km 越後 大崎城(大和町)
最終訪問日
2022年11月
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