築城年代は定かではないが白鳥氏によって築かれたと云われる。
白鳥氏は奥州安倍氏の末裔、寒河江大江氏一族あるいは谷地中条氏一族などの説があるが、白鳥城を築いて代々の居城としていた。
南北朝時代には寒河江氏とともに南朝方として活動している。戦国時代の白鳥長久のときに谷地城へ居城を移し、白鳥城は廃城となったという。
白鳥城は戸沢小学校の北にある比高60m程の丘陵に築かれており、現在は公園として整備されている。
主郭は山頂にあり、西の鞍部を大空堀で断ち切って遮断している。周囲には帯曲輪があり、北に広い曲輪があり、この曲輪の切岸は高く明瞭である。
戸沢小学校の東の道路を北へ進むと中学校跡地へ登る道がある。これを登った所が駐車場となっており、「白鳥長久公顕彰碑」がある。
最寄り駅(直線距離)