詳細不明。城主は綱代伯耆守と伝えられ、天正19年(1591年)伊達政宗が岩出山に転封となると、それに従って移っていったという。
長手館は古館山から北西に派生した先端の比高50m程の小山に築かれている。 この城は詰城である山城と平時の館である根小屋がセットになって残っており、珍しく貴重である。
詰城は標高280mの小山で山頂の主郭を中心に周囲に帯曲輪を配しているのみで、これといってめぼしい遺構はない。
根小屋は詰城の南麓に築かれているが、熊笹が生い茂っており、ここも見学は難しい。
川の北側にある天満宮は城主に縁の神社である。
北の橋から川沿いに入る農道があり、その途中に案内板が設置されている。案内板から用水路に沿って細い道を進めば根小屋に達する。車は案内板の所にも置けるが、公民館や天満宮の駐車場を利用するのが良いだろう。
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