築城年代は定かではない。館主は安喰丹波の子孫で安喰才兵衛と伝えられ、清水氏の家臣であった。

片平館は荻野集落にあり、西へ突きだした丘陵部に築かれている。

現在東側に道路が走って分断されているが、もともとは地続きであった。この尾根先の標高271mの所を最高所として山腹に不明瞭な段曲輪を無数に配している。この無数の段曲輪だけだと城跡ではないような感じであるが、北の山麓付近に連続竪堀があり、やはり城館であることには間違いないようである。

最寄り駅(直線距離)
4.9km 泉田駅
7.7km 新庄駅
8.0km 瀬見温泉駅
9.4km 鵜杉駅

付近の城(直線距離)
0.6km 出羽 落館
1.7km 出羽 小倉館
5.6km 出羽 比丘尼館(新庄市)
6.0km 出羽 八幡館
6.7km 出羽 安沢館
7.0km 出羽 愛宕山館(金山町)
7.3km 出羽 柳館
7.5km 出羽 檜木館
7.6km 出羽 安食館
8.1km 出羽 金山城(金山町)
8.2km 出羽 新庄城
8.4km 出羽 松山館(金山町)
9.0km 出羽 鳥越館
9.6km 出羽 平岡館

2015年11月