備後 新庄城びんご しんじょうじょう

城郭放浪記


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備後 新庄城の写真
掲載写真数
形態
山城(571m/130m)
別 名
なし
文化財指定
なし/不明
遺 構
土塁,曲輪,堀切,畝状竪堀群
城 主
内藤氏,上村員貞
縄張図
新庄城縄張図
歴 史

正慶2年(元弘3年、1333年)内藤河内守実豊によって築かれたのが始まりとされる。

天文年間(1532年~1555年)に内藤氏が没落したのちは大内氏の家臣上村壱岐守員貞が城主となったという。

説 明

新庄城は東西に伸びた比高130mほどの尾根上に築かれている。

最高所にある主郭Iを中心にII、III、IV、Vの曲輪群があり、その周囲を高い切岸で覆っている。

東尾根は二重堀切1、西尾根は大堀切3で尾根から切り離し、北側面には切り立った高切岸の下方の緩斜面に畝状竪堀群2を設けている。一方南側面は比較的急坂ではあるものの堀切脇の竪堀を除けば目立った遺構は存在せず、こちらから山道がいくつか伸びている。

主郭Iの北下には曲輪IIIとIVを結ぶように武者走りが存在し、これは畝状竪堀群を上から攻撃するのにも有用である。畝状竪堀群の一部は人頭大の石を使っているところもあるが、茶臼城(三和町)程ではなく周囲には石が多く散乱している。

案 内

西の県道から分岐するところに案内板が設置されており、そこから道標がある。登口は西尾根の車道から作業林道を経由して尾根伝いに登るようになっている。

駐車場はないが近くに路駐可能。

主な参考文献
広島の中世城館を歩く(溪水社)
日本城郭大系〈第13巻〉広島・岡山(新人物往来社)
広島県中世城館遺跡総合調査報告書
ふるさと豊松の文化
所在地/地図
広島県神石郡神石高原町上豊松
GPSトラックデータダウンロード :[KML形式 ][GPX形式 ]
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最終訪問日
2022年7月
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