詳細不明。一乗山城主渡辺氏の支城とも。
甲谷城は甲谷集落の谷の奥、標高163mの山に築かれている。主郭には神社が建てられていたが荒廃して参道は荒れている。
主郭は北端最高所で神社境内になっていた。北背後に高土塁がある。西側に一段高い方形に近い段があるが神社建立時の改変かもしれない。虎口は明確ではない゛西中央に参道が登ってきており、この部分がそのまま踏襲している可能性がある。
主郭下には上下二段になった曲輪IIがある。参道は西側面を直接登っているが、東側にスロープがあり、この部分で曲輪IIIと接続していたかもしれない。
最下段は曲輪IIIで西に土塁があり、現在の参道はこの土塁脇に登ってきている。しかし、東端部には南に下るつづら折れの道があり、この部分が城道の可能性もある。
主郭の北背後は二重堀切6で遮断、北側面には畝状竪堀群5、東側面には畝状竪堀群4がある。東の畝状竪堀群4は短いコブで下方は急峻である。
南西の尾根先は二条の堀切1、2が確認できるが、いずれも西側は竪堀が伸びておらず、この西端部分を参道が直線的に登るように設けられている。上の堀切2の北端の断面はやや削られた感が残っているが、下方の堀切1の断面は削られた感がないことから、堀切1と堀切2をS字状に曲がりくねって登っていた可能性はあるだろう。しかし側面には竪堀群3があり、側面移動を抑止していることから、尾根先からIIIに入るような城道は想定しづらい。
甲谷集落の東端部に進んで行くと作業小屋のところに行き着く。この北側の山際に甲谷城入口の石碑がある。参道はシダ薮に埋もれて道がわからなくなるが適当に登って行けば堀切に達する。
車は登口近くのスペースに駐めさせていただいた。
最寄り駅(直線距離)