阿波 中津峰城あわ なかつみねじょう
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築城年代は定かではない。岩松時兼が生夷荘地頭職となって移り住んで以降、岩松氏の城であった。
観応2年(正平6年、1351年)細川頼之が阿波の南朝方の最後の拠点となった中津峰城を攻撃して落城、岩松一族は如意輪寺に楯籠もって全滅したという。
『徳島県の中世城館』によれば中津峰城の伝承地は如意輪寺の北東、標高270mの尾根先付近とされる。現状ではやや緩斜面の自然地形の尾根であり、明瞭な城郭遺構はない。