安芸 寺原城あき てらばらじょう

城郭放浪記


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安芸 寺原城の写真
掲載写真数
形態
山城(436m/120m)
別 名
なし
文化財指定
県指定史跡
遺 構
石垣,土塁,郭,堀
城 主
寺原氏,吉川氏
歴 史
築城年代は定かではないが南北朝時代と云われる。
正平5年・観応元年(1350年)城主寺原時親は猿喰城の山形為継・壬生道忠とともに寺原城に籠ったが吉川実経・武田氏信らの攻撃により落城降伏した。 天文11年(1542年)の大内氏・毛利氏による尼子攻めの後、寺原城・余谷城を吉川氏に与えている。
説 明
西光寺の北西背後にある山の頂部が城址であり、西光寺からの道が大手となる。
ここから登ると竪堀らしきものが二条程あるが、主郭付近までは登っておらず途中で切れる。
城は南の頂部が主郭と思われ周りを削り急峻な斜面を形成している。 主郭は土塁も虎口も見当たらないが主郭北側にある曲輪から東面を通して登るようになっているように見える。
主郭の北側には石塁の一部と見られる所があり、その下には崩れたと思われる大石が散乱している。
主郭の北側は二重横堀で区切られ、更に北側には広い削平地があり東側に幅3m高さ50cm程の土塁がある。ここから更に東側に数段の曲輪群らしきものがあるが、戦時中に開墾されていたらしく、城の遺構かどうかは不明とのこと。
北側の頂部は狭いながらも削平地があり、大石が残っている。
案 内
南東麓にある西光寺から登り口があるが明確な道ではない。 西光寺から東に200メートル位の所に城址東麓へ続く砂利道が谷間にある田と共に北西へと続いているが、この途中に植林管理用のと思われる道が続いている。 日本城郭体系には県指定史跡とあるが、案内板は見当たらない。
所在地/地図
広島県山県郡北広島町寺原字城平
付近の城(直線距離)
0.5km 安芸 官野地城
0.6km 安芸 朝堂城
1.1km 安芸 平が城
1.5km 安芸 余谷城
1.6km 安芸 正福谷城
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2.4km 安芸 今田城
2.4km 安芸 今田氏館
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3.0km 安芸 春木地蔵庵城
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3.6km 安芸 有田城(千代田町)
3.6km 安芸 明智城
4.0km 安芸 猿喰城
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4.6km 安芸 松本屋敷
4.6km 安芸 万徳院跡
4.6km 安芸 小積山城
4.8km 安芸 壬生城
4.8km 安芸 高峰城
5.0km 安芸 茶臼城
最終訪問日
2007年4月
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