明治元年(1868年)横須賀藩主西尾忠篤は徳川宗家が東海道へ移封となったことをうけ、安房国花房三万五千石へ転封となった。

西尾氏ははじめ岩槻藩の出張陣屋を仮の藩庁とし、花房陣屋(城)の築城をはじめたが、明治4年の廃藩置県によって中止となった。

花房陣屋は待崎川に面した段丘の上に築かれる予定であったが、どの程度築城が進んでいたのかもはっきりしない。

最寄り駅(直線距離)
2.3km 安房鴨川駅
5.1km 太海駅
5.3km 安房天津駅
7.9km 江見駅
8.5km 安房小湊駅

千葉県文化財センター 研究紀要28(房総における近世陣屋)
日本城郭大系〈第6巻〉千葉・神奈川(新人物往来社)
房総諸藩録(崙書房出版)
江戸時代全大名家事典(東京堂出版)

付近の城(直線距離)
1.0km 安房 室戸城
1.0km 安房 打墨城
2.5km 安房 東条陣屋
2.5km 安房 岩槻藩 前原陣屋
3.6km 安房 金山城
4.9km 安房 葛ヶ崎城
6.8km 安房 山之城城
7.6km 安房 江見根古屋城
8.8km 安房 正木憲時陣屋

2021年12月