安房 金山城あわ かなやまじょう

城郭放浪記


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安房 金山城の写真
掲載写真数
形態
山城(150m/100m)
別 名
なし
文化財指定
なし
遺 構
土塁,曲輪,堀切
城 主
不明
歴 史

築城年代は定かではない。軍記物では東条氏の城として登場するが、里見氏の安房入部にともなう創作の可能性が高いとされる。

天正8年(1580年)小田喜城主正木時憲が挙兵したとき、時憲方であった金山城は里見義頼方によって攻められ落城した。

説 明

金山城は金山ダムに面した山に築かれており、現在は公園として整備されている。

金山城のある山は変わった地形をしており、主郭とされる山頂部には土塁を伴う小さな曲輪があり、石祠が祀られている。ここから南東に下ったところに広大な平地があり、その外周はほぼ削り残しの高土塁のような地形をしている。

土塁の開口部は南側にあり現在の入口は車道によって広げられたものであるが、もともとの大手もここと推測さるている。平地はダム建設時によって全体的に掘り下げられたと云われており、遺構としてははっきりしないが、この規模の平地が山上に存在していること自体驚きである。

案 内

県道から金山ダムに向かう小道に入りトンネルの手前に金山城の石碑がたっている。ここから集落内の道を奥へ進んで行けば曲輪まで車道が付いているが、現在では道が荒れていて徒歩でないといけない。途中に駐車スペースもなく、どこかに車を駐めて来る必要がある。

最寄り駅(直線距離)
5.8km 安房鴨川駅
8.1km 安房天津駅
8.3km 太海駅
8.9km 上総亀山駅
主な参考文献
房総里見氏の城郭と合戦(戎光祥出版)
図説 房総の城郭(国書刊行会)
日本城郭大系〈第6巻〉千葉・神奈川(新人物往来社)
所在地/地図
千葉県鴨川市太田学字金山
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付近の城(直線距離)
3.6km 安房 花房陣屋
5.5km 安房 東条陣屋
6.0km 安房 岩槻藩 前原陣屋
6.5km 安房 山之城城
7.9km 安房 葛ヶ崎城
最終訪問日
2021年12月
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