築城年代は定かではない。元弘の乱で後醍醐天皇が笠置寺に逃れたときに、柳生永珍が築いた城とも伝えられる。
柳生古城は国道369号線と県道4号線の交差点の北東側の山に築かれている。この山の北尾根は笠置寺に通じており、交通の要衝でもある。
主郭は山頂にあり北に高土塁があってここに「劔塚」がある。北尾根は二条の堀切によって遮断し、南尾根にも堀切が二条ある。最大の特徴は南端にある堀切で、鈎状に屈折させた堀で西は竪堀として落ちるが、東は尾根を遮断して止まる。東端は遊歩道によって破壊されているものの、竪堀として落ちてはいないようである。
県道4号線の交差点を少し東へ進むと遊歩道の入口がある。
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