築城年代は定かではない。天文5年(1536年)一条氏が仁井田五人衆を配下としたとき、家臣安並右京進を城主とし、仁井田五人衆を監守した。
中越城は仁井田川と東又川の合流地点に高い、東へ伸びた丘陵の頂部に築かれている。
主郭は山頂にあり、東端北下に曲輪IIがある。主郭はほぼ平坦であるが、曲輪IIに面する部分がやや高く土塁があった可能性がある。曲輪IIは東西両方とも主郭側に土塁スロープがあり、西側に虎口のような開口部がある。
主郭から西へ伸びた尾根は多重堀切1で遮断し、南から東側面にかけて畝状竪堀群がある。現状、南側は堀込んだタイプ、東側は土塁が隆起しているタイプが多い。
東麓に音無神社があり、その背後の谷筋から登って行けば主郭に達する。神社付近に駐車可能。
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