築城年代は定かではない。城主は山崎甲斐守であったが、安岡道清がこれを攻め取った。しかし、道清には後継者がなく、安芸国虎は姫倉城主安岡出雲を岡城に入れて守らせた。
天正2年(1574年)長宗我部元親が安芸城主安芸氏を滅ぼすと岡城も長宗我部氏の持城となり、桑名丹後守に与えられた。
岡城は法恩寺の丘陵頂部に築かれている。 山の大半は墓地として削平されてしまい、現在は北側に山頂部が残っているのみである。
その山頂部も大半が薮化しており、東側からは取り付く子とができず、南西側からよじ登ることで山頂に達したが、思いもよらず立派な石碑が建っていた。ただ周囲は薮である。
西側には削平地があり、石積なども見ることができるが後世の開墾の跡であろうか。
老人ホーム愛光園の東側にある山の頂部が城跡である。
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