詳細不明。亀ヶ城の出城と伝えられる。
岩吹城は太田川に面した標高203.1mの山頂に築かれている。
主郭は山頂にあり、一段下がって北から西半分を帯曲輪が巡る。南尾根は大きく降った所に一条の堀切があり、その先に二段の曲輪がある。北尾根は自然地形の尾根を降って尾根先に至るときれいに削平された大きな曲輪があり、北に小さな段が付く。
主郭から北西に伸びる尾根は曲輪とも箱堀ともとれる遺構があり、その先を堀切が遮断している。北山腹には連続竪堀があるが、浅く不明瞭である。
南の尾根先に山に入って行く道が付いている。山道とは別に尾根伝いに登っていくと主郭に至る。(地図)