築城年代は定かではない。城主は小笠原家臣櫛木(櫛置)氏、波田(波多)氏という。
波田山城は渕東駅の南方に聳える標高977mの山に築かれており、現在は遊歩道が整備されている。
山頂部の北東から南西に伸びた尾根に曲輪群があり、大規模な堀切で区画されている。
主郭は特に土塁が囲繞し、西に虎口を開く。虎口は外枡形状で土塁スロープを経て西下の帯曲輪に通じる。
北麓の田村堂から水沢林道を経て波田山城に登るルートがわかりやすい。田村堂から若沢寺跡への道標が出ている。
車であれば未舗装であるが、水沢林道を進み波田山城への分岐付近に駐車できる。
遊歩道は整備されているが、きのこ山のようで至る所に入山禁止の看板がある。きのこシーズンは避けて登るのが無難である。
最寄り駅(直線距離)