寛政10年(1798年)塩飽の人名によって築かれた。 江戸時代に大名や幕府直轄領として支配された他の地域と異なり、塩飽諸島は人名(にんみょう)と呼ばれる幕府御用の船方衆が自治しており、この中から選ばれた年寄を中心として政務が行われた。
はじめは年寄の自宅にて政務が行われたが、寛政10年に塩飽勤番所の本館が完成し、翌11年に長屋門と供部屋が完成した。
塩飽勤番所は現在国指定史跡になっている。塩飽勤番所本館は文久2年(1862年)に改築され、昭和52年に昔の姿に復元されたもので、内部には信長・秀吉・家康の御朱印状などが展示されている。
本館(現存 書院)
長屋門(現存 長屋門)
御朱印庫(現存 倉庫)
本島へは丸亀港から船が出ている。本島の港から塩飽勤番所まで歩いて行くことも可能であるが、港ではレンタル自転車もある。
最寄り駅(直線距離)