築城年代は定かではないが多喜氏によって築かれたと云われる。 多喜北城・多喜南城・梅垣城・青木城の総称を多喜城といい、多喜北城が本城とされる。 多喜氏は大伴姓富永氏の一族で伴家継を祖とする。

多喜俊兼は長享の乱(1487年)で武勇をあげ、叔父の由旭は油日神社の再建運動の指揮をとった人物という。

城は滝集落の南側の丘陵の北端に築かれている。 北側から登って行くと墓地があるが、そこも城域で北側に土塁が残る。更に登ると竹薮となった平坦地があり、南側に高土塁が残っている。

最寄り駅(直線距離)
0.8km 甲賀駅
1.5km 油日駅
3.7km 寺庄駅
5.8km 甲南駅
6.5km 柘植駅

付近の城(直線距離)
0.3km 近江 多喜南城
0.3km 近江 梅垣城
0.4km 近江 大原城
0.5km 近江 毛枚北城
0.6km 近江 山岡城
0.6km 近江 別府城
0.8km 近江 獅子ヶ谷城
0.9km 近江 青木城(東城館)
1.0km 近江 市場陣山城
1.1km 近江 青木城(西城館)
1.1km 近江 補陀楽寺城
1.4km 近江 坊谷城
1.5km 近江 池田東城
1.5km 近江 公方屋敷支城
1.6km 近江 和田支城III
1.6km 近江 竹林城
1.7km 近江 北上野城B
1.7km 近江 和田支城II
1.7km 近江 池田西城
1.7km 近江 北上野城A
1.8km 近江 殿山城
1.8km 近江 高野東城
1.8km 近江 公方屋敷
1.9km 近江 和田支城I

2008年9月