築城年代は定かかではないが船尾昭直によって築かれたと云われる。 船尾氏は岩城氏の一族で天文年間(1532年〜1555年)に佐竹氏に属した。
城は川上の花園集落の西、東の山塊から西へ伸びた尾根の頂部に築かれている。 西背後に高土塁をコの字状に残し、東側を三段に削平して曲輪とする。土塁の西側は大空堀で、その西側にも土塁が残る。
県道27号線沿いにある笹原公民館を目指し、その脇にある馬橋を渡って花園集落にはいる。山へ入る道はないが、橋からやや南に進んで西へ伸びる農道が山の麓に通じ、ガードレールのある丁字路を右に少し進んだ辺りの谷から向かって右側の山へ入ると城址へ通じる。
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