築城年代は定かではない。白河結城氏の家臣斑目広基が城代となっていた。
天文10年(1541年)佐竹氏が攻略すると一時破棄されたが、後に佐竹氏によって再整備され南郷進出の拠点となった。
東館は矢祭役場の北東にあり、西へ伸びた尾根に築かれている。現在は「リフレッシュふるさとランド」や公園などになっている。
主郭部は公園や広場、宿泊施設や老人介護施設などが建っている。曲輪の形状はある程度保存されており、大きな空堀だった部分が道路などになっているようである。
現状確認できる遺構は側面や東背後の尾根の部分で、公園の北西側の側面には今でも大きな横堀がある。東尾根には展望台への遊歩道が設置されており、老人介護施設の裏へ回り込むと道がある。この尾根には途中三ヶ所ほど堀切があり、最高所に展望台がある。この展望台の北東側の尾根も堀切で遮断してあり、城域であったことがわかる。
リフレッシュふるさとランドまで車道がある。
最寄り駅(直線距離)