詳細不明。館の西500m程の所に文永10年(1273年)と正安2年(1300年)の年号が刻まれた板碑があり長江氏の名が刻まれていることから、この館も長江氏に関係するものとも考えられている。
樋ノ口館は大塩小学校と清泰寺との間にある標高55m程の山に築かれている。
東西に伸びた丘陵に築かれた館であるが、全体的になだらかな地形であり、切岸も不明瞭であるため曲輪の範囲、特に西側ははっきりとしない。案内板に記されている測量図のうち、中央北側に存在する土塁と堀切部分ははっきりと残っている。
案内板は県道204号線沿いの「太郎坊清水(一杯清水)」という大きな看板のある小公園にあり、ちょうど大塩小学校と清泰寺との間にある。
近くの民家の脇から山上に標柱が見えたので、民家の方に話を聞いた所、ここから簡単に登れるということで南麓から直登したが、清泰寺から林道がそのまま館跡の北側を通っており、こちらのほうが簡単にいくことができる。
最寄り駅(直線距離)