築城年代は定かではない。大石氏の城で文明年間(1469年〜1487年)には大石信濃守顕重、天正年間(1573年〜1592年)には大石越後守直久が居たという。大石直久は小田原北条氏に従い、天正9年(1581年)には駿河国獅子浜城の城代であった。
小田原北条氏が滅亡したのちは、関東に入封した徳川家康の家臣福山月斎が入ったという。
柏の城は現在の志木市立第三小学校一帯に築かれていた。 遺構はほとんどなく、南のマンションのほうに「柏の城大堀跡」の案内があり看板がたっているが、現状は舗装された歩道のようである。