築城年代は定かではないが平山氏によって築かれたと云われる。 平山氏は武蔵七党の西党、日秦氏の末裔で武蔵国多摩郡平山郷を出自とする。
戦国時代には滝山城主北条氏照の家臣として平山綱景、平山氏重などが居た。
檜原城は檜原村役場の西、吉祥寺の西背後に聳える標高450m程の山に築かれている。
標高453mの山頂部から北へ伸びた尾根に曲輪を展開している。ちょうど中央付近に堀切があり南北の曲輪群に分かれているが、この堀切は東麓の吉祥寺の所まで竪堀として落ちている。
最高所は南曲輪で社が祀られているがやや手狭で南西に伸びた尾根に三条の堀切を設けている。北曲輪は南端の堀切に面して城内で最も広い曲輪があり、ここから北へ向かって段曲輪が続いている。
吉祥寺の境内から山頂まで遊歩道が付いている。
最寄り駅(直線距離)