詳細不明。尾里(小里)太郎国定の居城という。 尾里国定は正中元年(1324年)の正中の変で、京で戦死したという。
小里新城は小里氏の菩提寺である興徳寺の西の丘陵頂部に築かれている。 なお新城とは小里古城に対する呼び名で、戦国時代に築かれた小里城山城よりは古い。
山頂の中央に東西に伸びた平段があり、西端に「鎌倉後期城砦跡」と刻まれた石碑が建っている。東側は細くなって先端は土塁状の高まりと堀状の切通道があり、その先に石祠が祀られている。この辺りを中心として周囲に削平地があり、南側には土塁による通路らしきものも残っている。
県道20号線沿いに興徳寺への道標がある。興徳寺の前の道を南西に登っていくと興徳寺の墓地があり、その脇から山に入る道がある。
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