詳細不明。天正年間(1573年～1592年)に熊谷玄蕃が城主であったと伝えられる。

黒川城は弘法山と呼ばれる南北に伸びた丘陵に築かれていたと云われ、現在は神社境内となっている。

山全体が神社建立の造成によって改変されており、明瞭な遺構はない。南端が一番高く、北へ向かって削平地が拡がっている。

東麓には江戸時代に庄屋を務めた熊谷家屋敷が残っている。

「湯～らんどパルとよね」の駐車場を過ぎて山の北側に回り込むと参道入口がある。案内板は東麓の県道分岐の所に設置されている。

現地案内板
信濃をめぐる境目の山城と館 美濃・飛騨・三河・遠江編(戎光祥出版)
中部地方の中世城館 <4> 愛知1(東洋書林)(愛知県中世城館跡調査報告II,III)
日本城郭大系〈第9巻〉静岡・愛知・岐阜(新人物往来社)

付近の城(直線距離)
2.3km 三河 御園砦
3.0km 三河 御園殿屋敷
4.0km 三河 大峠砦
4.6km 三河 白鳥山城
4.9km 三河 川合砦
6.3km 三河 砦山城
6.5km 三河 津具城
7.1km 三河 設楽城
7.2km 三河 別所城
7.2km 三河 金堀奉行屋敷
7.3km 三河 下田館
7.4km 三河 西園目館
7.9km 三河 津具殿屋敷
8.0km 三河 白山砦
10.0km 三河 長江城

2021年9月