詳細不明。
名杭城は標高223.8mの城山山頂に築かれており、北西400mには榎城がある。特に整備されているわけではないが、山は歩きやすく遺構も明瞭でわかりやすい。
主郭は山頂にあり、北側斜面に一部石積が残る。南下に土塁囲みの二郭があり、北西尾根と南東側に虎口を開く。南東虎口は東下の腰曲輪に通じており入口に列石が残る。北西虎口は北西尾根の榎木城方面に通じもので、尾根に張り出した曲輪の側面を通って入るようになっている。
主郭部の南西下に浅く幅広の空堀があり、西と東に竪堀となって伸びている。東の竪堀は主郭側に土塁が付いている。ここから南西に続く尾根は自然地形の緩斜面であるが、その先の堀切に面した部分は平段になり、西斜面などは切岸加工され、下部は帯曲輪状になっている。城郭大系に掲載されている縄張図ではもう一条あるはずだが、わからなかった。
山は歩きやすく鉄塔があり道も付いているが、はっきりとした道標は出ていない。一つに「足神さん」という神社から道が付いているようだが、ここではなく近くの別の所に降りてきた。(足神さんの入口)
鉄塔から続く道は西の楠本の方に伸びていたが、車を駐めた場所から遠く離れていくので途中で引き返した。
登りに利用したのは高速道路島田トンネルの上に行く道で、途中から山道に入り畑跡などを横目に見ながら登っていく。道は余り良くない。
最寄り駅(直線距離)