永禄5年(1562年)毛利元就によって築かれたと云われる。

永禄5年(1562年)毛利元就が出雲へ侵攻したとき、赤名峠を越え瀬戸山城を攻めた。 このとき毛利方が布陣したのがこの武名ヶ平城と元山城と云われる。 瀬戸山城主赤穴久清は降伏開城し、以後毛利氏に従っている。

武名ヶ平城は瀬戸山城の東方に聳える標高724.4mの武名ヶ平山を中心に築かれている。

武名ヶ平城は武名ヶ平山頂から瀬戸山城へ続く尾根筋に段々と曲輪を配しており、「島根県中近世城館分布調査報告書」の縄張図によれば山頂から北西や南西に伸びた尾根にも遺構が拡がっているようである。

武名ヶ平城の遺構は小さな平段遺構が段々と続いているのみで、尾根筋には堀切は見あたらない。まとまった遺構は山頂部と西尾根の標高650m付近の所にある。

瀬戸山城の東端部に武名ヶ平城の案内板が設置されている。ここからそのまま尾根伝いに山頂まで続く山道が付いている。

最寄り駅(直線距離)
9.0km 石見都賀駅
9.2km 潮駅

付近の城(直線距離)
0.6km 出雲 鳶ヶ城
0.7km 出雲 赤穴瀬戸山城
1.3km 出雲 元山城
2.3km 出雲 杉谷城
3.0km 出雲 高取城
5.0km 石見 泉山城
5.7km 出雲 賀田城
6.9km 備後 比丘尼が城(岡三渕)
7.9km 備後 赤城(布野町)
7.9km 備後 旗が平城
8.2km 石見 九日市城
8.5km 備後 比丘尼掛城1(森山中)
8.5km 備後 沓ヶ原城
8.9km 備後 橋爪山城
9.1km 石見 丁城
9.6km 備後 松前城
9.6km 備後 歌田山城

2013年5月