伊豆 狩野城いず かのうじょう

城郭放浪記


△トップに戻る

TOP > > (伊豆国/静岡県) > 狩野城
Tweet
伊豆 狩野城の写真
掲載写真数
形態
山城(189m/100m)
別 名
なし
文化財指定
市指定史跡
遺 構
土塁,郭,堀
城 主
狩野氏
歴 史

築城年代は定かではないが平安時代末期に狩野氏によって築かれたと云われる。 狩野氏は藤原南家工藤氏の一族で伊豆国狩野荘発祥。狩野維景が土着して狩野氏を称した事に始まるという。

明応2年(1493年)北条早雲が堀越御所の足利茶々丸を攻め滅ぼし、伊豆へ侵攻すると、足利方であった狩野城主狩野道一も北条早雲に攻められ、明応7年(1498)に狩野城も落城した。

説 明

狩野城は狩野川に柿木川が合流する地点の南西にある標高189mの山頂に築かれている。 現在は遊歩道が整備され史跡公園としてよく整備されている。

狩野城のある山は主郭のある山頂から丁字状に東、西、南に尾根が張り出している。 主郭は中央から南へ伸びた尾根にあって南北に長く北端に神社がある。この神社の背後にl字の土塁があり、南はそのまま土塁から櫓台とするにはやや広い南曲輪と記された土壇となる。ここから南東と南の両尾根を堀切で遮断している。

西尾根は主郭と堀切で遮断され、「本郭」、二重堀切、「西郭」、堀切と続く。 本郭は南を除く三方に土塁が付き、中央やや東が堀なのか崩落なのか、南へ崩れている。 西郭も北から西側にかけて土塁が付く。いずれも方形に近い小郭となっている。

東尾根は、堀切を挟んですり鉢状の不整形な小郭があり、さらに箱堀状の鞍部を越えて出丸へと続く。出丸部分は地形がはっきりしないが、平段と土塁らしき地形も確認できる。

案 内

国道136号線の柿木橋付近に道標が出ている。城山の北麓の道沿いに西へ進んでいくと狩野城の案内板が設置された公園の駐車場があり、そこから遊歩道が主郭まで続いている。(地図)

最寄り駅(直線距離)
5.1km 修善寺駅
6.2km 牧之郷駅
6.4km 大仁駅
8.7km 田京駅
所在地/地図
静岡県伊豆市本柿木
付近の城(直線距離)
4.2km 伊豆 修善寺城
4.9km 伊豆 田代城
5.2km 伊豆 柏久保城
6.6km 伊豆 大見城
8.6km 伊豆 三津城
8.8km 伊豆 発端頂砦
9.1km 伊豆 三津新城
9.3km 伊豆 大川氏屋敷
9.3km 伊豆 岩尻山砦
9.5km 伊豆 網代山砦
9.6km 伊豆 長浜城
最終訪問日
2012年3月
TOP > > (伊豆国/静岡県) > 狩野城