伊勢 笠木館いせ かさぎやかた
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築城年代は定かではない。寛正年間(1460年〜1466年)頃より坂内氏の居館であったという。
織田信長の三男信雄を養子に迎えて和睦した北畠具教・具房父子は大河内城を退いて「笠木坂ない」へ退いたといい、これが笠木館であったと推測される。三国地誌では笠木御所は矢田城にあったと記しているが、この笠木館が笠木御所であったと推測される。
笠木館は標高40m程の台地の上にあり、台地の上に迷路のように堀底道が巡らされ、方形の居館のような土塁で囲まれた大小40近い曲輪が残っている。