詳細不明。
十万寺城(羽衣石所在城)は十万寺集落の北に聳える標高423.3mの山に築かれており、羽衣石城とは谷を挟んで南に位置する。
主郭は三角点のある北西下で四方に展開する尾根の中心部となる。ここに広大な曲輪があり、北側が一段低く、周囲を土塁が巡っている。最高所は南東尾根の三角点のある所であるが、この部分は主郭から堀切を挟んでおり、最高所を中心に小さな曲輪が確認できる。
主郭の北と北東の尾根には巨大な空堀があり、尾根を断ち切る。この堀切はとても大きく箱堀となっているのが特徴で、堀切の外側は緩斜面地形でほぼ手が加わっておらず、城外と見てもよいだろう。一方南西の尾根は自然鞍部を挟んで南端の最高所から北西尾根に向かって段曲輪が続いている。大手は東側の谷間が考えられ、この部分にも曲輪があり、主郭はこちら側に虎口を開いている。
十万寺集落から羽衣石城に向かう登山道の途中から谷筋を登っていく道がある。
最寄り駅(直線距離)