詳細不明。平戸松浦氏の支城という。
小富士城は平戸島の北にある標高216.9mの小富士山に築かれている。山頂部は東西に長い山で東端部が山頂となっているが、主郭があるのはやや西よりの部分である。
東西に長い山頂部の中央を削平して一段低い曲輪としており、北と南の側面に石積み遺構が多く残る。堀切や竪堀は確認できない。南中央に虎口と思われる開口部があり、その東側の石垣の上部分に凹んだ地形が残る。『長崎県中近世城館跡分布調査報告書』ではこの部分を井戸としているが、瓶を埋めて水を溜めたくらいであろか。
南西山腹に一軒の民家があるが、民家を迂回するように手前から山に入る。あとは登りやすそうな所から山頂を目指せばよい。
最寄り駅(直線距離)