築城年代は定かではない。大村氏の城で、天文2年(1533年)周防大内氏の軍勢三千が大村領に侵攻してきたとき、三百の軍勢で重城に籠もっていたが、夜討をかけてこれを撃退したという。
重城は彼杵川南岸の標高258mの山に築かれていた。現在山頂付近は茶畑となっているが、電波塔の北側の一角に「重城の本丸跡と御神酒岩」という案内板が設置されている。
重城の遺構ははっきりしないが、案内板の南側に削り残された部分が本丸だろうか。狭い削平地で岩がゴロゴロしているのみである。
山頂付近まで車で行くことができる。途中に動物除けの柵がしてあるが、開けて通行可能である。林道終点から電波塔の方に行き、北へ回り込むと「重城の本丸跡と御神酒岩」がある。
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