築城年代は定かではないが福田氏によって築かれたと云われる。
福田氏は大村氏の家臣で麓の丸木館を居館としていた。永禄8年(1565年)横瀬浦が壊滅したのちに南蛮貿易の拠点として栄えた。この頃に松浦隆信によって攻められたが、これを撃退している。
福田城は福田港の北に聳える標高71mの山頂に築かれている。
山頂には祐徳稲荷神社が祀られていて、北が高く南に向かって小さな段が付いている。神社の背後が一段小高くなっており、ここに地元の小学生が作った案内板が建っている。
主郭は神社境内となっているので、当時の遺構か不明ではあるが、東側面に低い石積された小さな段が多く残されており、主郭の西側にも一部石積らしきものがある。
参道は南の国道沿いにある墓地からと、東の国道から舟津公民館を経由して登る道が付いている。
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