詳細不明。一説に南北朝時代の創築と云われ、常陸国司春日顕国が城主で南朝方の城であったともいわれる。
城は標高245mの羽黒山山頂に築かれている。 主郭は山頂にあって羽黒権現が祀られ周囲には高土塁を巡らせ、その内側を石積で補強している。南と南西隅に虎口が残る。
主郭の北東側に馬蹄形の曲輪があり、その先に三方に土塁を巡らせた曲輪と堀切がある。さらに尾根続きである北方の棟峰城へ通じる尾根を大堀切で断ち切っており、この大堀切が最大の見所である。
主郭の西下には二段になった曲輪があり、周囲に土塁が残る。その西にも一部に土塁が残る曲輪があるが、内部は平坦ではなく、中央付近が盛り上がっている。
登山口は羽黒山の西麓にある。国道50号線を東へ進み羽黒小学校前を過ぎて500m程進むと信号のある交差点がある。これを北へ曲り直ぐの交差点を東へ進む。未舗装の農道となるがそのまま進んでいくと登山口がある。
最寄り駅(直線距離)