築城年代は定かではない。鎌倉時代以前に平家の代官であった矢瀬主馬助が城主であった。
建久9年(1198年)源頼朝の命を受けた相良長頼は遠江国相良より人吉に下向、矢瀬主馬佑に城の明け渡しを命じた。しかし、矢瀬主馬助はこれを拒否したため、税所助三郎円昭の策によって木上城主平河右衛門義高に協力を求め、大晦日に矢瀬主馬助を誘殺した。 明けて翌正治元年(1199年)正月に相良長頼は入城、三日から城普請が行われた。
以後、代々相良氏の居城となり、近世人吉城へと移っていった。
原城は人吉城の前身で主な城域は東の原城町と上原町である。
本丸は瑞祥寺の西側の丘陵で「上原城」と呼ばれる。北の水道施設のある所が「中原城」、その東に「下原城」、「上原城」の西に「西の丸」と呼ばれる曲輪群があり、シラス台地を大きく削った群郭式の山城であった。
城域はとても広くて整備されておらず、群郭式山城はある意味飽きているので、本丸の部分一帯しか見ていない。
瑞祥寺の北側に市有の空き地があり車を駐める事ができる。この南側に案内板がある。
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