詳細不明。城主は森沢兵庫と伝えられる。
森沢城は森沢川と風指川の間を北へ伸びた標高70mほどの山に築かれている。
主郭は山頂にあって城内で最も広い曲輪となり、東半分には土塁が確認できる。虎口は南東下の曲輪VIに続く部分のみ確認でき、南端は堀切1で遮断している。
主郭から北へ伸びた尾根には曲輪II、III、IVと続く。北端は二重堀切8であるが、西側は改変のためか通路となって北西の堀切+竪堀7と繋がっている。
曲輪IIIは南西側に高土塁があり、曲輪IIとは堀切9で区画される。曲輪IIは西側に土塁があり、東側面には竪堀状の谷地形があり、主郭側は竪土塁ような形状となる。ここからは曲輪VIと山道がつながる。
主郭から北西に伸びた尾根は主郭下に腰曲輪が一段あるが、その先は堀切6、堀切4と遮断線が続く。
主郭から西に続く尾根には帯曲輪地形が多段に重なり、最下段に広い曲輪Vがある。北西の尾根先には堀切2を設けている。
北側の山腹には通路状の地形が続いているが大半は後世の改変と思われる。
西麓の森沢集落の南端にある民家の先に駐車スペースがあり、そのすぐ先を山に登るコンクリート階段がある。登山道は途中に分岐があり、折り返して登ると墓地経由で曲輪V、まっすぐ登ると切通に至る。
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