丹波 中村城たんば なかむらじょう

城郭放浪記


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丹波 中村城の写真
掲載写真数
形態
山城(295m/215m)
別 名
野々中山城
文化財指定
なし/不明
遺 構
土塁,郭,堀,井戸
城 主
川勝氏隆
歴 史

詳細不明。城主は川勝兵衛大輔氏隆が伝えられる。

説 明

中村城は川勝氏の居城である今宮城島城の中間付近に築かれており、かつては桓武天皇の勅願所であった歓楽寺が北の鞍部に建っていた。

中村城は山頂の主郭を中心に北と西へ伸びた尾根に曲輪を展開している。主郭は山頂にあり、曲輪の中に東西に浅い堀があり曲輪内を区画する。この堀にはたまたまなのか水が溜まっていて水堀のようになっていた。北側には土塁が設けられ、東に虎口が開口している。

北へ伸びる尾根には低い段差の曲輪群があり、北端は中央が大きく窪んでいる。北端の側面には放射線状に連続竪堀が落ちているが、間隔は広めである。これを降りた所に歓楽寺があった。

西へ続く尾根は自然傾斜になっているが西端が削平され切岸を備える。こちらも側面に竪堀が二条落ちている。

北と西の尾根の間の北西の谷間部分に直径2m程の井戸があり、深さは2m程はあろうか、現在も水が溜まっているようである。

案 内

島城の案内板のある所から北へ進むと現在の歓楽寺への参道入口がある。そこからさらに北へ進み国道を渡って行き止まりまで行くと、川沿いに入っていく道がある。(地図)

所在地/地図
京都府南丹市美山町静原
付近の城(直線距離)
1.1km 丹波 島城
1.8km 丹波 今宮城
5.1km 丹波 殿城
5.1km 丹波 松山城
8.8km 丹波 下村城
9.8km 丹波 九門屋敷
最終訪問日
2014年3月
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