詳細不明。
和田城は標高270mほどの山に築かれている。
主郭は最高所の曲輪Iで南北に長く城内で最も広い曲輪である。土塁はないが北端に櫓台状の広い土壇が設けられている。虎口は南端東側に山道が接続しており、この部分の可能性が高い。北端東側にも山道が接続しており、曲輪IIIに接続する。
主郭の東下には広い曲輪IIがあり土塁がスロープになっている。北側には竪堀5が落ちているが、尾根の先端側には堀は確認できない。
主郭から南へ降る尾根には小規模な段曲輪があり、東側面に山道が通っている。南端は堀切1によって遮断しているが、その外側にも小規模な段曲輪群Vがあり、途中で尾根分岐して南東と南に分かれている。南端を区画する堀はなく、そのまま自然地形になる。
主郭の北側にある堀切3と竪堀群4が最大の見どころで、東へ長く伸びる竪堀は圧巻である。
南麓にある民家の脇から一段上にある墓地に上がる道がある。墓地の一番奥のあたりから少し登ると山道があるのだが、登るときに見つけるのは難しいかもしれない。
最寄り駅(直線距離)